パート1
ジョナサン・ケイナー

 最近、月がいつもより空の高い場所に位置していることに気がつきましたか? そうかと思うと、木々のてっぺんに届くのがせいぜいというときもありましたよね。 もうじき、上下の差はさらに広がっていきます。

 「月の静止」現象を太陽にたとえると、夏至や冬至に相当します。 太陽は東から昇り、西に沈みますが、毎朝同じ地点から昇ったり、同じ地点に沈んだりするわけではないのです。 太陽は毎日少しずつ地平線上を南または北に移動しているのです。 夏至や冬至のとき、太陽は南西または北西の方向に行けるところまで行きつきます。 この地点で日の出と日の入りが起こるのです。 月の場合、幅(緯度)ではなく高さ(経度)が変化します。

 18年半に一度、空で月の位置が激しく上下します。 丘の地平線すれすれのところに位置していたと思ったら、次は凧のように空高く舞い上がったりするのです。 それは息を飲むほどすばらしい光景です。

 地平線に近い物体はより大きく、より近く見えます。 それはなぜかと申しますと、大気がレンズの役割を果たすからです。 また、視覚的な錯覚も働いているのです。 空の高い場所にある物体はより小さく、より遠くに見えます。 したがって、今年のある時点で、月は遠くに位置する冷たい星のように見えるでしょう。 そうかと思うと、手を伸ばせば届くほど近くに見えるときもあるのです。 わずか数ヶ月の間に月の表情が激しく変化するわけです。

 すべての人々にとって2006年は驚異の一年となることでしょう。

 ぜんぜんそんな感じがしない? だったら、もう少し時間をとって様子を見ていてください。 「月の静止」が私たちの人生を変えようとしています。 あなたが地球のどこにいようと、この現象を見ることが可能です。 たとえ空を見上げなくても、一年を通してその影響を感じることができるはずです。

 引越しを考えていますか?
 もっとお金を儲けたい?
 もっと幸せな恋をしたい?
 仕事で成功したい?

   だったら、今年はあなたの年です。まれにしか起こらない「月の静止」が願望充足のきっかけを作ってくれるでしょう。

 「月の静止」は以前も起こりました。 でも、前回この現象が起こったのは、ロナルド・レーガンとマギー・サッチャーの時代でした。 次回、この現象が起こるとき、マドンナは65歳に、ウィリアム王は41歳になっています。

 「月の静止」は18年半ごとに起こります。 この現象は息をのむほど美しく、神秘的な意味に満ちています。 「月の静止」はエネルギーを解き放ち、潮の流れをコントロールし、天候のパターンを変え、人の気分を変える力を持っているのです。 昔の人々はそのことを知っていました。 それは「偉大なる覚醒」と「すばらしい変身」の到来を告げる呼び声なのです。

 スコットランドの北西端沖にルイス島という名の島があります。 今から何千年も昔、この島の人々は何世代にもわたり汗水流して巨石のサークルを作り上げました。 これは「月の寺院」であり、「カラニッシュ」と呼ばれます。 それはストーンヘンジよりも古いです。 ピラミッドよりも前に建てられた可能性さえあります。

 今日に至るまで、カラニッシュは当時と同じ目的を果たしています。 今年、多くの人々がここに集うでしょう。 「月の静止」サイクルが頂点に達する瞬間を目撃し、祝うためです。 そのほか、米国コロラド州にあるチムニー・ロックに巡礼する人もいるでしょう。エジプトのピラミッドを訪れる人もいるでしょう。 そのほか、世界中の聖地に人々が集結することでしょう。

 2006年、異例のエネルギーが世界中を駆け巡ります。このエネルギーを体験するため、上記で申し上げた聖地に足を運ぶ必要はありません。 じきに、このエネルギーはあなたの家のそばや、あなたの町の通りや、あなたが立っている大地の中を通り過ぎるでしょう。

 「月の静止」がピークに達するとき、月は特別な種類のエネルギーを解き放ちます。 聖地はラジオの電波をキャッチするアンテナのように、このパワーを引き寄せ、とらえることができるのです。 そして、このパワーは増幅され、古代遺跡をつないでいる目に見えないライン(線)を通して「再放送」されるのです。 (第一部終わり)